電動アシスト自転車の購入を検討しているけれど「東京都内で補助金が使えるのはどこ?」と気にされている方のために2025年6月現在の状況を集約しました。
実は、都内で補助制度を継続している自治体は子育て世帯を手厚く支援している葛飾区のみです。ここでは、対象条件や申請方法、気をつけたいポイントなど最新情報を元にお伝えします。
東京都内で補助金制度を実施している自治体一覧【2025年版】
ということで、一覧をブワッと書こうと思ったんですが……
2025年6月時点で補助金を実施しているのは葛飾区のみ
理由としては、ほとんどの自治体が補助制度を年度予算制で運用しており、予算消化とともに受付を終了しています。その中で、葛飾区が引き続き制度を続けているのは、地域の子育て支援や高齢者の移動支援を重視しているためです。
葛飾区の補助金制度の概略
補助上限額:5万円
補助率:購入費用の1/2
対象者:区内に住む子育て世帯や高齢者など
購入条件:区内の指定販売店での購入
(参考:子ども2人乗せ自転車等の購入費を助成します:葛飾区公式HP)
過去に実施していた他の自治体の事例と現状
以前は、板橋区や世田谷区、目黒区などでも電動アシスト自転車の補助制度が設けられていましたが現在はいずれの区も受付を終了しており、その理由には、
① 年度単位の予算制度による継続困難
② 当初の政策目的(子育て支援・高齢者支援など)の達成
③ 都や国の他制度との役割分担の見直し
また、過去の実施例としては世田谷区や目黒区などで、子育て家庭向けに三人乗り自転車の購入支援が設けられていました。ちょっと残念ですね。
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葛飾区の電動アシスト自転車補助金制度の詳細
ここでは、葛飾区の電動アシスト自転車補助金制度の内容・条件・申請手順などを解説します。
対象となる自転車と購入条件
① BAAマークと幼児2人同乗基準適合車マークが貼付されている
② 新品の電動アシスト自転車
③ 葛飾区内の指定自転車販売店で購入した場合
ネット通販や他区の販売店での購入は、条件を満たす車種でも補助の対象外になります。
補助対象となる世帯の条件
① 葛飾区に住んでいる(住民票がある)
② 小学生未満の子どもが2人以上いる
③ 世帯内で過去3年以内にこの補助制度を利用していないこと
制度の目的が子育て支援なので、条件設定にもその方針が反映されています。
補助金額と補助率
補助金額は、購入金額の50%以内で上限は5万円までです。全国的に見ても、5万円という補助上限はかなり手厚い部類に入ります。他の自治体では上限3万円前後のところも多く、葛飾区の制度はとても魅力的なので、対象でしたら申請しましょう。
申請に必要な書類と申請の流れ
具体的な申請方法と必要書類などはこのようになります。
主な流れ
① 申請書類をオンラインまたは郵送で提出
② 審査後、通常2週間ほどで該当確認書が届く
③ 確認書を持参し、指定販売店で対象自転車を購入
④ 必要書類をそろえて提出後、約1〜2か月に指定口座へ補助金が振り込まれる
提出が必要なもの
① 免許証などの本人確認書類
② 購入時の領収書(店名・日付・金額が明記されたもの)
③ 納品書または保証書
④ 防犯登録カード
⑤ 自転車に貼られた各マークの写真(BAA、幼児同乗適合など)
⑥ 振込先の銀行口座情報
補助対象外の具体例
補助対象の真逆ですが、まとめます。
① 自転車を購入してから申請した場合(購入前の申請が原則)
② 区外の店舗やネットショップで購入した場合
③ 対象車種の基準(BAAマーク・幼児2人同乗対応)を満たしていない自転車
④ 小学生未満の子どもが2人未満の世帯
⑤ 過去3年以内に同じ補助を受けている世帯
特に、購入後に申請した、ネットで買ってしまった、というケースはよくある失敗例でもありますので、まずは制度の条件を確認してから行動に移しましょう。
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まとめ:電動アシスト自転車 補助金 東京
東京都内で電動アシスト自転車の補助金制度を継続しているのは2025年6月現在、葛飾区のみで他の自治体はすでに受付を終了しています。
葛飾区の補助対象条件
① BAAマークと幼児2人同乗基準適合車マークが貼付されている
② 新品の電動アシスト自転車
③ 葛飾区内の指定自転車販売店で購入した場合
④ 葛飾区に住んでいる(住民票がある)
⑤ 小学生未満の子どもが2人以上いる
⑥ 世帯内で過去3年以内にこの補助制度を利用していないこと
注意点
補助金額は購入費の2分の1で上限は5万円、購入前の申請が必須、となるため事後申請では対象外となります。